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おはようございますメリです。
一回目の収穫が終わったきのこ達が第二クールに入ったようで、ちらほら芽が出てきています。

ひらたけ

えりんぎ
一回目は生え過ぎたのか全体的に小さいまま傘が開いてしまいました。
今度は隙間だらけなので伸び伸び育つかな?
きのこは世界で一番大きな生き物?
きのこには大きく分けて3種類の生活様式に分別されます。
菌とはいえ、栄養の摂取のし方や種類によって住むとこが違うのです。どこでも住んで生きているのって人間くらいじゃないですかね?
1.腐生菌
名前から想像する通り落ち葉や枯れ木などに発生します。

枯れ木に発生したクリタケ
主にはシイタケ、ヒラタケ、マイタケなど。他には動物の遺体や排泄物に発生するキノコもあります。
これらは発生した物体から栄養を吸収するもので、次の生態系へとバトンタッチするものに変えていくという自然にとっては非常に重要な役割を果たします。
キノコによって分解された物は植物に再度利用され緑が維持されていきます。
・共生菌(菌根菌)
主に植物の根っこに発生するものが多く、テングタケ属、ヤマドリタケ属、チチタケ属などスーパーで並ぶようなキノコは見られないものが多いです。
これらは炭素源やエネルギーを植物に依存する形で発生し、キノコは植物に栄養分や水分を供給するという形をとります。まさにギブアンドテイク!共生していますね。
大きくは『外生菌根』と『内生菌根』その他の3種類に分けられる。
これら菌根には植物の病気の発生率低下や環境ストレスの抵抗を高める作用が期待されるので、林業や農業分野で期待されています。
少し固い説明になりましたね…。
・寄生菌
これはもうご想像通り!生きた動物や植物に寄生します。共生菌と違うのは『一方的に栄養を吸収する』ところ。
もし自分に寄生されたらと思うとゾッとしてしまいます。しかしあまりキノコに寄生された事例はそんなになく(あるにはある)、普通に暮らしていれば縁がないことかと。
有名どころでは『冬虫夏草』というキノコが蜘蛛などに寄生し、漢方としても出回っています。
これら三種類のきのこの分類を説明しました。
スーパーに並んでいる『キノコ』と我々が認識している形は植物でいうところの『 花 』に当たる部分であり、本体そのものではありません。
本体は菌糸と呼ばれるものが集合した『菌床』です。この菌床はキノコが生えている木があればその中にびっしりと菌床が張り巡らされています。
つまりその『 木 』そのものが『きのこ』と言えるわけです。
過去に東京ドーム206個分の菌床がアメリカで発見されたそうで、これはダントツで世界最大の生き物と定義づけたそうです。
以上キノコは、中には世界最大の種類がいる生き物である。でした。
きのこは洗う?
きのこを洗う方が良いとか、洗わない方が良いとか正解はなく美味しく食べれればそれでいいんじゃないか?っていうのが僕の中では正解な気がします。
が、
厳密にいうなら、栽培物に関しては洗わない方が良いです。栽培物は屋内で空調や湿気をしっかりと管理された清潔感のある環境で育てられています。
なぜかというと、野菜と違って水に濡らしてしまうとスポンジのように水分を含んでしまいますのでせっかくの食感が『ぷりぷり(freshly)』から『ぶよぶよ(flabby)』になってしまいます。
そして、きのこの表面の菌糸と菌糸の間についている栄養分を排水溝へ洗い流してしまうことはもったいないのです。
マッシュルームなどの黒い付着物など、どうしても気になるのなら、綺麗な布巾等で軽く拭くくらいがおススメです。
しかし、なめたけやなめこのようにベトベト(sticky)と粘り気のあるきのこは洗いましょう、栽培中に空気中のホコリ等が付着してる可能性が高いです。
では!良いきのこライフを~。