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こんにちはメリです
今回は単純に 本当に大事なものは何か です。
いつの時代でも「今の世の中はすっかり変わってしまった」と嘆くことが多い中で、やはり僕らは「今」を生きているのだから目まぐるしく起きる変化を目の当たりにしています。
十年一昔(じゅうねんひとむかし)とは良く言うけれど、アナログからデジタルに変わってから一年一昔と思うくらい先端技術は進歩しました。もうこれ以上のアイデアはないのでは?と思っていてもまだまだ新しいものができてきます。今は金融革命の最中、「お金」のあり方が変化を遂げようとしています。
革命が起きるときは「詐欺」や生き残れない「投資案件」には十分注意しましょう。とはいえ、そんな波に飲まれてみるのも生きてる間しかできない経験なので飛び込んでみても良いかもしれません。
さて、今回はフィンランド発祥の映画でおススメがあるのでご紹介します。
大事なものは溢れかえる
ぽっかり空いた空間には必ず物が埋め尽くされる。狭いと思っていた部屋も引っ越しの時には意外な広さに驚く。そういえばこの家に来たときのこの新鮮な感じを忘れていたなぁと。
無駄遣いはしないようにと心の中ではわかっているのについつい買ってしまう。後から考えればそこまで重要性がなかったのになぜ買ってしまったのか?特に服なんかは一度着ただけで何年も着ずに捨てる時がやってくる。
人間は基本寂しい生き物だ、便利なものがこんなにも溢れているのに、次々と新しいものが出てきても市場は衰えることがない。企業が常に「どうすれば購買意欲が湧くのか」を考えながら広告を考えるところなんかは、そこまで買う必要のないものまで買わせてしまう寂しい心理をうまく捉えている。
生きていくのに必要最低限必要なものは何かを考えてみる。
食べ物を入れる冷蔵庫、布団、歯ブラシ、服、石鹸、トイレットペーパーなどなど
この映画の面白いところは、主人公がまず着るものも含めて家の中のものを全部貸倉庫に入れてしまう。そして一日一個ずつ必要だと思うものから引っ張り出してくる。当然一日目は素っ裸。夜中に寒いフィンランドの町中を裸で貸倉庫まで猛ダッシュ!
最初に主人公が選んだ一番必要なものは…。二番目に選んだものは。
大切なものと必要なものは違うことをこの映画は教えてくれる。そして主人公に自分を重ね合わせ『本当に大切なもの』から『生きるとは何か』につながっていく。
何をするにも物事が溢れて飽和している状態では「何をすべきか」がぼんやりとなり惰性で過ごすことになり、ある時ふと時間だけが過ぎて自分が今まで何をしていたのかと自分の存在価値に嘆くことになる。
何か面白いことがないかとつまらない毎日に飽きてきたならこの映画のように一度「0(ゼロ)」の状態にしてみる。今の日本ではなかなか難しいかもしれない。
でも人生は一度きりだ。
失ってみて初めて気付くことがあるように、再スタートを切ってみる。何もこの映画のように物をゼロにするだけがやり方ではない。一人旅もいい、一週間かそれ以上会社を休んで家にこもってみる、むしろ辞めてしまって数か月何もせず無職なんていいかも。
人生なんて長いようで短い、短いようで長い。思い立った時がその時、ここまでこの記事を読んだなら最後に一押し、この映画に背中を押してもらってください。損はさせません。